• ヒラノウォッチ リペアサービス ブログ

    修理・オーバーホール実例をアップします。

    リューズ操作が出来なくなったとのことでメンテナンスの依頼があったのですが、想像をはるかに超える状態でした。 機械全体が錆びてしまっていました。ここまで錆びていると錆を落としてというレベルではありませんので、修理方法としては機械一式交換しかありません。 文字盤もレターが溶けてしまって酷い状態です。 文字盤下もこのようになっていました。機械一式交換ですのでメーカーメンテナンスをお勧めしたのですが、メーカーに断られてしまったそうです。メーカーに断られてしまった時計の修理はこの実例のように結構大変です。 機械一式を入手しないとならないのですが通常は入手出来ませんのでオークションサ...
    裏蓋を開けると自動巻きユニットはバタフライローターでした。このバタフライローターはシースルーバックでないと見えないのですがコレクターの間では人気があります。 文字盤のROLEXのロゴはアップライトです。 この文字盤はプレス製法で王冠やインデックスは外れませんのでインデックスの足が入る穴は開いていません。 一番受けの角穴車を外すとグリスが滲み出ていました。香箱内に注すグリスの量が多すぎるとこのようになります。 予想通り凄い量です。ここまでグリスは必要ありません。 ゼンマイは洗浄して戻すのではなく新品に交換します。 cal.15系は振りが出るまでちょっと時間が掛かった...
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